プロテオグリカンとは、たんぱく質と糖が結合したものです。
私たちの体内に存在するもので、皮膚においては肌のハリや弾力を支えていたり、関節においては軟骨を構成し、クッションの役目を果たしています。
プロテオグリカンは、最近、健康食品や化粧品の成分として注目されています。
プロテオグリカンの特徴に、そのすぐれた保水性があります。
保湿成分としてよく知られるヒアルロン酸の1.3倍と言われる保水力を有しています。
そのため、肌の水分量をコントロールし、お肌のみずみずしさを保持する効果が期待できるのです。
プロテオグリカンは、肌の新陳代謝を促進する効果も期待されています。
肌のターンオーバーを促す物質としてEGF(上皮細胞増殖因子)が注目されていますが、プロテオグリカンには、そのEGFと似た働きがあるといわれています。
つまり、プロテオグリカンを利用することにより、肌細胞が活発化され、しみやソバカス、シワ、くすみなどの肌トラブルの改善が見込めます。
プロテオグリカンには、抗炎症作用があることも認められています。
サイトカインと呼ばれるたんぱく質の働きを助け、炎症の発生を抑制します。
肌細胞の炎症をおさえるので、ニキビや肌荒れなどのトラブル改善にも効果が期待されています。
老化現象をもたらす、活性酸素を抑制する効果もあります。
これを抗酸化作用と言います。
抗酸化作用というのは、現在の化粧品業界では、たいへん注目されている作用です。
プロテオグリカンの抗酸化作用によって、シミやしわ、たるみなどあらゆる年齢肌を遠ざけてくれるというのです。