人間の肌に元々存在するセラミドは、理論上では12種類存在するとされています。
しかし、角質層のセラミドは11種類のみが発見されています。
セラミドの種類と働き
発見されている11種類のセラミドの内、働きが確認されているのが、7種類です。
以下がその7種類の働きです。
セラミド1
外部からの刺激に対するバリア機能を担っています。
同時に水分保持の役割を果します。
セラミド2
皮膚の水分保持力が最も高く、角質層の乾燥を防ぎます。
セラミド3
水分を保持することにより、シワの抑制や減少を担います。
ターンオーバーを促進し、
アンチエイジング効果を高めます。
セラミド4 、セラミド5
角質の脂質バリア層を構築し、それを維持します。
セラミド6、セラミド6Ⅱ
セラミド3と同様の働きをし、ターンオーバーを促進します。
シワの減少や軽減や抑制、減少を担います。
セラミド7
抗菌作用や消炎作用をもち、
細胞増殖分化をコントロールします。
皮膚に常在する菌のバランスを保つ役割を果します。
セラミド8、セラミド9、セラミド10
セラミド8、9、10については、まだ学術的発表はなされておらず、
まだ詳細は不明です。
加齢による影響
加齢に従い、最も減少するのがセラミド3とセラミド6です。
セラミド3とセラミド6はアンチエイジングに重要な役割を果します。
また、セラミド1が減少すると、肌のバリア機能が低下し、
水分保持能力が落ちるため、肌の潤いが損なわれることとなります。

